パルシステム神奈川ゆめコープの皆さんに、インタビューしました!(前編)

パルシステム神奈川ゆめコープ様インタビュー

はじめに

このたびご縁を頂いて、パルシステム事業部の方々との対談が実現しました。
そもそも10年前に、数ある宅配食材の中からパルシステムを選んだことも、
数年のブランクを経て、再びまたパルシステムの食材を使うようになったことも
不思議なご縁だなぁと思います。

比較的長い間、パルシステムの商品を知っているからこその疑問
「どうしてこの価格でこの商品を提供し続けられるのだろう?」
の理由、背景をうかがうことができ、なかなか充実したインタビューとなりました。

前編・後編の2回に分けてお届けしますね。
ぜひ、ご覧ください!

【インタビューに協力してくださったお二人】
生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープ
事業部 営業推進課 受付センター:髙橋知史さん
事業部 部長補佐:近江屋学さん
インタビュアー:印南真帆(私です!)

そもそも、生協ってどんなもの?


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印南:まず初歩的なところからお聞きしたいのですが、パルシステムさんは「生協」、すなわち「生活協同組合」ですよね。他にも食材宅配の会社はいくつも存在していますが、ほとんどが株式会社です。生協は、そうした株式会社の宅配食材とは、何がどのように違うのでしょうか?

近江屋:ちょっと難しい話になっちゃいますけど、生協というのはそもそもイギリスで始まったものなんです。まだ経済の仕組みや消費者の権利が確立されていなかったころのイギリスでは、収入の低い人や、地方に住んでいる人は、支払ったお金に見合った商品を手に入れられる保証がありませんでした。そこで、地域の人たちが集まって商品を共同購入し、これによって、値段に見合った確かな品質のものを安心して手に入れられる仕組みを手に入れました。これが生活協同組合の始まりです。

印南:そうなんですか。イギリス発なんですね。

近江屋:その後日本でもたくさんの生活協同組合が立ち上がったのですが、その中でも個人宅配を始めたのは、実は我々パルシステムが最初でした。今では当たり前になっていますけどね。

印南:そういえば、昔の生協は、地域にやってきたトラックの周りに主婦たちが集まって買い物をする、というスタイルでしたね。今や、個人宅への配達がスタンダードですが、そのスタイルをパルシステムさんが開発したというのは驚きです。

生協と株式会社の一番の大きな違いは…

近江屋:それから、先ほどの質問にあった、株式会社とどう違うのかということについてお答えしますね。株式会社は基本的に消費者に物を売る企業側が「主体」となって活動しています。利益はもちろん、企業や株主に還元され、それが投資に回されたり、社員の給与になったりするわけですよね。一方、生活協同組合は非営利団体であり、組合員によって構成された組織です。主体は利用者である「組合員」であり、私たちのような職員は、その運営を補助しているようなものですし、もちろん「社長」もいない。組織のトップは組合員の代表である理事長で、経営方針を決めるのも組合員によって構成された理事会です。

印南:なるほど。生協に加入しようとすると、まず一口1000円の出資金を払いますが、これがそもそも嫌な感じで(笑)、その時点で、株式会社との違いをもっと理解できたらいいですね。その出資によって生協という組織が成り立っているということですものね。でも、残念ながら私たち自身の手で組合を作っているというような意識は持ったことがないですねぇ(笑)

近江屋:(笑)本来は、そうなのです。非営利団体とはいえ、一定の組織規模を保つためにやはり利益は必要です。利益をまったく否定しているという意味ではなく、利益が組合員に還元されるしくみになっているという意味で、生協は会社組織とは違います。ちなみに利益のことを生協では「剰余」といいます。

印南:剰余の還元はどういうかたちで行われるんでしょうか?

近江屋:「割戻金」というかたちで組合員に還元されます。割戻しの金額は、出資金額や利用金額に応じて決定します。また、剰余が出れば、商品の値段を下げたり、より多くの良い商品やサービスを提供できるようになるため、間接的に組合員へ還元できます。

印南:いずれにせよ、剰余は組合員に還元される。だからこそ、通常の民間企業と比べて、質のよい商品を良心的な価格で手に入れられる、と理解してよろしいのでしょうか。

近江屋:その通りです。もちろん、組合の規模が大きくなるほど、輸送や生産に関するコストを下げやすくなるので、ある程度の利潤追求や規模拡大は必要ですが。

印南:生協の年会費(出資金)については、入会の際に、もうちょっとわかりやすく説明して頂けるといい気がします。「生協に入るとお金を取られるんでしょ?」と誤解されやすい。以前のネット注文のシステムでは、注文のたびに200円ずつ増資する設定になっていて、自分でそのチェックを外さないといけなかった。それを忘れると注文するたびに200円を余計にとられているように感じて、損した気分になっていましたよ(笑)

近江屋:「注文の度に良くわからないお金が掛っている」、そのようなご意見が多かったので、今は増資の有無や増資金額が任意で設定できるようシステムが変更されています。それに、積み立てた出資金は退会時にお返ししていますので、ぜひご理解いただけると幸いです。

「生協=高い」というイメージがあるけれど

印南:一般的に、生協というと「値段が高い」というイメージを持つ方が多いのですが、実際に商品を見ていると、必ずしもそうではないと思っています。

高橋:その通りなんですよ。たとえば冬になると、スーパーの野菜は値段が高騰することがあります。白菜がひと玉400円とか、600円ぐらいになったりする。そういうときでも、パルシステムの白菜は200円前後という普通の価格に抑えることができています。

印南:どうしてそのようなことができるのですか?

近江屋:実は、カタログに掲載する価格を決めるのが、販売の2か月ほど前なんです。ですから、市場で野菜が高騰しても、掲載した価格で売るしかない。契約農家さんとも、「これだけの量を買い取ります」と取り決めを結んでいますしね。逆に言うと、時期や商品によってはスーパーのほうが安い場合も確かにあります。

印南:天候に影響を受ける生鮮野菜の市場において、例年の基準を貫くという姿勢はある意味で英断ですよね。契約農家さんにとっても、組合員にとってもありがたいしくみとなっていますね。契約農家さんは、パルシステムにだけ出荷する方が多いのでしょうか?それとも、JAなど複数のルートを持っていらっしゃることが多いのでしょうか。

近江屋:うちも含めて複数に出荷している農家さんが多いですね。ただ、パルシステムでは農薬に関する基準が国の定めたものよりもかなり厳しいので、畑の中でも出荷先によって、使用農薬を分ける場合もあると聞きます。

印南:その逆もあるのでしょうか?農家さんにとっては、同じように栽培した野菜が、違うルートを辿って、違う価格で販売されるということもあり得るわけですか?

近江屋:おっしゃる通りです。ときどき、農家さんからそんな声を聞くこともあります。我々パルシステムでは、農家さんとの契約により価格を抑えることに成功していますが。たとえば、有機野菜に関して言えば、パルシステムだと気軽に買える野菜が、一般のスーパーではちょっと手が出ない価格なんていうケースも少なくありません。

印南:パルシステムさんは、「産直」という言葉をよく商品に使われていますが、そのように、有機野菜に力を入れているにも関わらず、「有機」という言葉を宣伝に使わないのはなぜなのでしょうか?

近江屋:うーん、なぜなのでしょう?ただ、日本全体で流通している有機農産物のうち、17パーセント以上がパルシステムのものというデータがあるんですよ。パルシステムの規模を考えれば、これが相当高い数値であることがわかると思います。

アミノ酸調味料は一切使わない その姿勢

印南:先日驚いたのは、パルシステムさんのツナ缶にアミノ酸調味料が使われていないことでした。ツナ缶には、アミノ酸調味料が含まれているものと思い込んで、眼中に入れていなかったのですが、ふと見てみたら、不使用でしたね。

近江屋:パルシステムで取り扱う商品には「アミノ酸調味料」が一切使われていません。

印南:これ、実はすごいことなんですよね。日本では、外食産業でもスーパーの加工食品でも、ほとんどにアミノ酸調味料が入っている。スーパーに並んでいる食品のパッケージを見て「アミノ酸調味料」という記述がないものを探すほうが難しいぐらいです。なぜ、パルシステムさんではあえてアミノ酸調味料を一切使わない方針をとっているのですか?

近江屋:アミノ酸そのものは、健康に悪いわけではありません。ただ、それが入っているだけで「うまみ」を人工的につくることができてしまうので、素材の味が消されてしまうんですよね。たとえばポテトチップスを例に挙げると、いいジャガイモを素材に使っていれば、塩と油だけで十分おいしくなる。でも、ジャガイモが粗悪品だったら、塩と油だけだとおいしくないので、アミノ酸調味料を入れてごまかしてしまわざるを得ない。私たちがアミノ酸調味料を使わない第一の理由は、いい素材にこだわっているので、それが必要ないこと。第二の理由は、アミノ酸調味料に頼らない、自然なおいしさを多くの方に楽しんでほしいことです。

高橋:特に、子どもに食べさせるものの味は大事ですよね。味覚は幼少期に決まってしまうので、アミノ酸調味料に慣れてしまった人は、それがないと「物足りない味」と感じてしまうようになるかもしれない。

印南:アミノ酸調味料の害は、私のように知っている者にとってはもう常識のようになっていますが、知らない方にとってはまったく知らないことだと思います。…言っていいですか…?パルシステムさんは、その姿勢をなぜもっとアピールされないのでしょうか?

近江屋:う~ん…

…まずいことを聞いてしまいましたかね^^
「大人の事情」で、簡単には答えられないことだったでしょうか…。
そんなところで前編はおしまい。

生協の、そしてパルシステムさんの魅力が、
取材を通して改めてわかってきたように思います。
後編では、私が個人的に気になっていた疑問も含め、
さらに深いところまで突っ込んで聞いてみようと思います。
ぜひ、お楽しみに!

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