パルシステム神奈川ゆめコープの皆さんに、インタビューしました!(後編)


■はじめに
前後編、2回にわたりお届けしているパルシステムさんへのインタビュー。
後編では、具体的な商品について、より突っ込んでうかがってみました。
ちょっと長いですが、ぜひ読んでみてくださいね。

【インタビューに協力してくださったお二人】
生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープ
事業部 営業推進課 受付センター:髙橋 知史さん
事業部 部長補佐:近江屋学さん
インタビュアー:印南真帆(私です!)

前編はこちら
パルシステム神奈川ゆめコープの皆さんに、インタビューしました!(前編)

国産大豆と、国産小麦のおいしさ

印南:パルシステムさんの、最近のイチオシ商品は何ですか?

高橋:最近だと、日本のお米を食べて育った「日本のこめ豚」が人気ですね。脂に甘味があってあっさりしているので、塩だけの味付けでもおいしいと評判です。


日本のこめ豚の商品詳細はこちら

印南:あー、配達員の方がこめ豚Tシャツを着てらっしゃいますね。「お届けごはん」で毎週リピート買いしている豚肉がありますが、こめ豚ではないですね…。

高橋:あとは、牛乳やヨーグルトなどの乳製品や卵も美味しいと人気がありますね。

印南:なるほど~。私は、ちょっと変わり者の組合員かもしれないですね。私が個人的にすごいなと思っているパルシステムさんの商品は、小麦製品、大豆製品なんです。特に、酵母食パンと、厚揚げ。厚揚げは、本当においしいし、品質の割に安いですよね。国産大豆を使っていて、消泡剤不使用で、どうしてあの価格で提供し続けられるのですか?


酵母食パンの商品詳細はこちら


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高橋:安い理由は、注文数に応じて製造するのでロスが出ないことです。民間企業だとどうしても、たくさん作ってそれをとにかく売るという流れになるので、どうしても無駄が出てしまう。私たちの方法だと、生産者にも工場にも無駄な負担をかけず、なおかつ消費者によいものを安く提供できるんです。消泡剤不使用で作ってくれる生産者を探していたところ、その条件でやると手を挙げてくれた工場が一社だけあって、そこにずっとお願いしています。

印南:そちらの工場で、パルシステムの配達分をすべて生産しているのでしょうか。

近江屋:そうですね。一都九県分すべてです。やっぱり、国産大豆だからでしょうか。スーパーに行くとものすごく安い豆腐も見かけますが、やっぱり味が違うと感じます。パルシステムの豆腐はきちんと豆の味がする、と喜んでいただいています。

印南:そうすることで、国産の大豆や小麦と共に、携わる生産者や伝統的な技術も守っていますよね。パルシステムさんがこのような形を継続されていることはとても意義深いことと思います。昔ながらの街のお豆腐屋さんでは、伝統的な製法は守られていますが、アメリカ産の大豆が使われている場合も多いです。そもそも表示がないので、直接確認しないとわからない。また、価格が安いものは大手スーパーにいくらでもあるのですが、もっちり感を出すために添加物が使われていたりする。ですから、パルシステムさんの厚揚げの質と価格はすごいことと思うのです。また、個人的には、国産の薄力粉や強力粉が手に入ることが嬉しいです。国産小麦を使った商品もおいしいですよね。夏に国産小麦のそうめんを食べたんですが、あれ、すごくおいしかったです。

髙橋:ありがとうございます。パルシステムでは日本の農家を支援するために、積極的に国産の素材を使う方針をとっています。

宅配だからこそ、新鮮な食材が届く

印南:宅配だからこそ無駄のない生産・流通ができるというのは実に納得します。各家庭に届く野菜や食材は、いつ収穫されて、そこからどのくらいの時間をかけて届けられているのでしょうか?

近江屋:配達日の前日の夜中にセンターに食材が届きます。当日の早朝からスタッフが各家庭用に仕分けして、トラックに載せられていきます。あらかじめ確定された注文内容により、販売する量がわかっているおかげで、前日に収穫したものを翌日送るという、計画的で迅速な流通ができる。こうして、常に新鮮な食材をお届けできているわけです。

印南:大手のスーパーになればなるほど、収穫してから店舗に届くまで時間がかかるしくみになっていますよね。物によっては収穫して一週間ぐらい経っている野菜があると聞いたことがあります。鮮度がまったく違います。

近江屋:世間では食材の劣化を遅らせるために、保存料などの添加物や農薬に頼っているメーカーや生産者も少なくありません。本末転倒ですよね。。

調味料のチカラは圧倒的

印南:あとは、パルシステムさんの商品の中で私が支持しているのが、調味料なんです。お酢やお醤油が、品質がいいのに安い。たとえば大手メーカーが350円ぐらいで販売している純米酢が、200円ぐらいで手に入ります。スーパーの場合、そもそも純米酢の販売量が少なくて、代わりに穀物酢などの「なんちゃって酢」が100円ぐらいで売り場の多くを占めている。純米酢が本物のお酢だと知らない人は、当たり前に安いほうを選ぶと思うのです。お醤油も同じで、スーパーで買おうとすると700円ぐらいするお醤油と同等のものがパルシステムさんだと400円ぐらいで買える。どうしてあれほどに価格を落とせるのですか?

高橋:やはり、ロスがない生産ができるおかげで価格を下げられているのだと思います。調味料は比較的賞味期限が長い商品ですが、市場ではやはり相当な量が売れ残って廃棄されていますから。

印南:調味料は重いので、宅配で購入するメリットは大きいと思うんです。しかも品質がよくて安い。料理は調味料のチカラでぐんっと変わりますから、そこはパルシステムさんももっとアピールしたほうがいいと思います!

近江屋:ありがとうございます。やっぱり、調味料についても評判はよくて、一度うちのを使ったら他のものは買いたくなくなる、という方が多いんです。

「レンチン食品」をめぐる葛藤

印南:というように、私はパルシステムさんの商品の中で「イチオシ」がいくつかあるのですが、実は一つだけ不満があるんです。あえて言わせてもらっていいですか?

高橋:もちろん、お願いします。

印南:カタログ掲載のレシピのプロセスには、なぜ「レンチン」が標準なのでしょうか?
電子レンジは、食材への熱の入り方が不自然なので、やはり美味しいといっても限界がある。
食材の品質にこだわるのなら、調理法も大事にしないと…と思うのですが。

近江屋:うーん、それはおっしゃるとおりですよね。ただ、やっぱり今は忙しい方が多いので、調理の時間を短縮したいというニーズが多いんです。また、レンチン食品であっても、我々の素材へのこだわりは変わっていません。「調理の手間は減らしたい、でも可能な限り自然な味わいのものを食べたい・食べさせてあげたい」と願う方に向けて、少しでもいいものを作りたいと考えています。

印南:レンチン食品が悪いというのではなく、食品の安全性を考えて、パルシステムを選んで、カタログを見て、家族の「美味しい!」のために一生懸命作ろうとしている若い方が、「レンチン」のプロセスをスタンダードと思って欲しくないなと思うのです。煮る、焼く、蒸す、炒めるなどのいろいろな調理法が、美味しさを引き出すための意味あるプロセスだと本当にわかったら、時間がかかってもやるという方はいると思うのですよ。それだけ、誰かの「美味しい!」って笑顔にはパワーがあるから。

よい商品を、便利に買える仕組みづくり

印南:商品開発はどんなふうに行われているんですか?

近江屋:10個以上のチームがあって、各分野の専門家が消費者の意見を取り入れながら日夜研究に取り組んでいます。調味料の専門家、水産の専門家、スイーツの専門家など、それぞれの商品に精通したスタッフが、こだわりをもって商品を企画していますよ。

印南:そのように細分化されているのですね。あと、素朴な疑問なのですが、なぜ宅配食材は、不在の場合でも玄関の前に宅配箱を置いてOKというルールになっているのでしょうか?

近江屋:あれは治安のいい日本だから成り立つ仕組みかもしれませんね。今のところ、盗難の被害にあったという話も滅多に聞きません。

印南:パルシステムの職員さんは、皆さん必ず配達を経験されるものなんですか?

高橋:100%ではありませんが、多くの職員が経験します。やっぱり、ユーザーと直接出会う経験があったほうが、その後商品開発や営業企画をするときにもよりユーザー目線の提案ができますから。

印南:今日は、パルシステムさんの企画、生産、加工、仕分け、配達のいろいろな工程について、お聞きすることができてよかったです。今度はぜひ、生産者の方や、商品企画の方にもお話を聞いてみたいです!

近江屋:こちらこそ、ぜひ、よろしくお願いします!

まとめ

前編・後編にわたりお送りしてきたパルシステムさんへのインタビュー、いかがでしたか?

感じたのは、パルシステムさんは、食材の当たり前を当たり前にやり続けているということ。
だから、それを敢えて宣伝したり、アピールしたりする必要はない。
それはやっぱり「生活協同組合」だからなのでしょう。

品質がよくていいものが高いのはある意味当然。
でも、品質のいいものが安く手に入ったとき、私たちはちょっと感動する。
「食の当たり前」が失われつつある現代だからこそ、パルシステムさんの商品の中にはまだまだ私たちが知らない「感動」がありそうですよ。
いずれ、近いうちに他の部署の方や、生産者の方にも
お話を聞いてみたいと思いますので、みなさんどうぞお楽しみに。

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